それ・・・本当に不急ですかね・・・?

院長 三木雄斗
三木 雄斗(Yuto Miki, D.D.S.)
坂寄歯科医院 院長・歯科医師|ダイレクトボンディングをはじめとした保存科全般が得意な一般歯科医師
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(※本記事は2020年4月のコロナ禍当時に執筆したコラムです。記事中の感染状況・当院の予約対応は当時のものです。2026年6月の更新は見出し・構成の整理によるもので、本文は執筆当時のまま掲載しています)

コロナ禍での受診控えにより、無症状進行する歯科疾患の放置リスクが高まっていました。院長が歯科治療の必要性と、個人開業医の感染対策の実態を解説します。

緊急事態宣言と当院の対応

こんにちは。

茨城県に緊急事態宣言が発令され、また特定警戒都道府県に指定されたことを受けて現在当院では5/6までの予約の方の変更をさせて頂いております。

患者さんの人数が多い為、全ての方に連絡が行き終わるのはもう少し後になりそうです。

不要不急の判断基準

さて、不要不急の外出を避けるように国の方から言われ始めて結構な時間が経過していますが・・・何を不要不急とするか困っている方も多いと思います。

またここ最近テレビでは根拠のない報道が行われており、歯科医師から問題視されているケースが多々あります。

例えば「緊急性ない歯科治療、延期考慮を=新型コロナ対策で―厚労省」と言った感じで、さも厚生労働省から通達があったかのように書かれていますが・・・実際にこれ、通達されていないんですよね。

え、テレビって裏取りしないで放送していいんだ!?

大手テレビ局に勤めている知り合いからは「裏取りしない放送はご法度」と聞いていたので結構ビックリしました(笑)

これに関連して患者さんからのキャンセル変更が相次いでいる医院さんも結構あるみたいですね。

放置することの危険性

でも、実際それで困るのって結局患者さんなんですよね・・・。

例えば、

・神経の治療途中の場合

・被せ物や詰め物の型取りはしたけど着けていない場合

・中等度以上の歯周疾患で定期管理を怠ると危険な場合

・虫歯を放置すると神経の治療が必要になりそうな場合

などは下手に放置すると、抜歯直結になってしまう場合もありますし、膿が溜まってしまう状態を放置することで蜂窩織炎などになってしまう場合もあります。

更にそのまま放置し縦隔炎を起こした場合、最悪死亡してしまう危険性も出てきます。

まぁ普通はその前に、総合病院などで入院・点滴することになりますので、実際に死亡される方はそこまで多いわけではありませんけどね。

後は、他院で実際にあり、こちらのブログでも紹介してくださいと言われたのが、

見落とされやすい疾患

「コロナもあるし口内炎程度は様子見で良いと思ったんだけど・・・なかなか治らなくて」と1月以降来院されなかった方が、実際に診査してみると口腔内癌だったというケースもチラホラあるようです。

それ・・・本当に不急ですかね・・・?|坂寄歯科医院(取手市藤代)

※上記画像はこちらの記事の画像を使用させて頂いております。

歯科疾患のほとんどは無痛性に進行し、手遅れになってから痛みが出始めることが殆どです。

信頼できる情報源の選択

ツイッターなどでは歯科受診を行わないように言われているようですが・・・

所詮は身元不明で本当に専門職かどうかも怪しい赤の他人が無責任に言っているだけなのであまり鵜呑みにし過ぎない方が良いと思います。

参考にするのであれば歯チャンネルなどの実際にどこの医院の誰先生が回答しているか分かるサイトの情報か、普通に各種学会での発表を参考にされたほうが宜しいかと思います。

ご自身の健康を守れるのはご自身だけですからね。

実際にコロナウイルスは警戒すべきかと思いますし、各々がしっかりと警戒を行う必要は十分にあるかと思いますが・・・

何が必要か不要かは自分では判断が難しいケースもあると思います。

少しでも不安を感じる事項があるのであれば、現在は多くの歯科医院で「急患のみ対応」となっていると思いますので、なるべく早めに診査だけでもして頂いたほうが良いかもしれません。

通常、個人開業医の感染リスクは総合病院に比べると低いですからね。

治療のタイミングを逃して、更に感染リスクの高い総合病院に送られるという事象が避けられると良いですね。

個人開業医の感染対策

この間来院された患者さんから

「先生の医院は予約通りに通してもらえるから元々待合室で待つことって殆どなかったですから、安心ですよね。コロナウイルスが危険視されるずっと前からそうでしたもんね。」

と言っていただけました。

そうなんですよね。

元々HIVや肝炎・インフルエンザなどのハイリスクの感染症に対応した感染予防対策を実施しています。

なんで、急に飛び出してきたコロナウイルスでそこまで大きく院内システムが変わらないんですよねぇ。

エアロゾルに寄る感染が起こるリスクがあるそうなので一応常時窓を開けて換気はするようにしていますが・・・それ以外は元々の院内システムから全く変わっていませんからね。

このエアロゾルによる感染も疑問視する声も海外の研究者の間では増えてきているようですから、実際にはただの飛沫感染なのかもしれませんね。

だとするとマスクを適正に使用しておけば、感染するリスクもさせるリスクも一気に下げることが出来ますね。

とはいえ、コロナウイルスによる各種合併症なども可能性として挙げられてきていますので、引き続き警戒は必須ですね。

5月7日以降の診療体制

あ、ちなみに、緊急事態宣言は今の所5月6日までとなっていますが、延長の可能性もあるようですね。

仮に延長になると、このままの診療システムで行くと閉院の危険性も十分にあります。

なので、5月7日以降は感染対策を徹底した上で、通常診療を行う予定ですので、よろしくお願い致します。

#コロナ,#口腔内癌,#不要不急 

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